Torimingei exhibition and sales

 

Torimingei exhibition sales 

 

 

 

Torimingei exhibition sales 

2025.10. 3(Fri) ― 10.13(Mon)

 

涼しい風が吹く日が増えてきて、季節の移り変わりを感じ始めるこの頃。当たり前のことなのですが本当に夏が終わるのですね。

皆様元気にお過ごしでしょうか?

お決まりのような挨拶ですが、本当に案じています。なぜなら何を隠そう私、季節の変わり目に体調を崩す達人だからです。まだ暑いからクーラーはこの温度にして寝たほうが良いだろうな。今日こそは夜冷え込みそうだから長袖を着て寝よう。この時期は特に気を付けて過ごしています。そして、いつも見事に2択を間違えてます。簡単でいて難しい、、これぞ人生ですね。 

体調を崩すといつも思うのですが、健康が1番。これに尽きます。今回は、皆様の健やかな日々をそっと支えてくれる。そんなイベントのご紹介です。

 

 

10月3日(金)1013()11日間、酉民藝さんによる起き上がり小法師、赤べこの展示、販売会を開催いたします。

 

「民藝品」をもとに、今の生活や気分に合うところをトリミングしたプロダクトを発信している民藝集団の酉民藝さん。今回販売する起き上がり小法師(NEOKIAGARI小帽子)や、赤べこ(眠べこ)は、そんな酉民藝さんのフィルターを通して、野沢民芸の職人さんの元作られています。

会津の伝統である木型づくりから絵付けまで一貫して行える数少ない工房の野沢民芸。

木型から作る真空成形という技法で作られており、水槽に溶かした再生紙を張り子に抜き上げる工程は野沢民芸ならでは。

乾燥後、職人が1点ずつ手作業でバリを取り、グラインダーを用いて磨き上げ、形を整えます。これが完成した際の滑らかな曲線に繋がっているのですね。

原型の紙の毛羽立ちや塗料の浸透を防ぐため、小麦粉を糊と水で混ぜ合わせ、手で撫で付けていきます。張り子独特の硬さを出すためにも、乾燥後、貝を砕いた胡糊を表面に塗り、1日乾かすとのこと。

こちらは、塗料を色付け、張り子に吹き付けていく作業。

現代的なエアブラシ使った方法は、手染めよりもムラがなく綺麗な仕上がりに繋がります。赤べこの赤は元々漆の赤色ですが、現在漆は使えない為、漆に近い赤色の塗料を使用しているんだとか。

 

絵の具を使って、職人がひとつひとつ絵筆で柄を書込むことで、張り子に表情が吹き込まれる瞬間。

400年ほど前から続く会津張り子は、庶民や下級武土の冬の内職となったことが発祥とされています。 起き上がり小法師、赤べこのどちらも福島県会津地方に古くから伝わる郷土玩具であり、縁起物として親しまれてきました。

起き上がり小法師は、倒してもすぐに起き上がる「七転八起」の精神から「粘り強さ」や「健康」の象徴とされ、いつも元気で働けるよう、また家族や財産が増えるようにとの願いが込められているんだとか。
NEOKIAGARI小帽子は、その名の通り小法師→小帽子というダジャレが元のアイデア。
どの帽子を被せてあげようかと考えるのが楽しくなります。

「子供が元気で丈夫に育つように」と作られた玩具が赤べこです。また、赤は魔除けの色とされ、赤べこは古くから老若男女に親しまれてきました。形や柄は、工房ごとに異なり、野沢民芸の赤べこは大きな2つの斑点と丸みのある形が特徴。「どうか病気にならず、幸せになりますように」と願いが込められてあり、大きな2つの斑点は「水ぼうそう」の跡を、背中の横線は「寿」を描いています。赤べこは子供の守り神であり、緑起物なのです。

眠そうな目が特徴の眠べこ。
赤べこといえば首が揺れる様が特徴的ですが、目がとろんとしてるだけで、あっ、実は眠いからうとうとしてたのかもと納得してしまいました。

「民藝をトリミングする」実に、酉民藝らしいプロダクト。

通常、表情を決める目だけは個体差が出ないようスタンプを使っているそうなのですが、こちらの目は、限られた職人が全て手書きで描いています。この子は、本当に眠そうだな〜なんて考えながら選ぶのも楽しそうです。

こちらは「私たちが大好きなカフェモカみたいに、みんなに愛されるべこに。」というコンセプトで作られたモカべこ。

モダンな雰囲気があり、生活に溶け込むので、木目調のインテリアの中にそっと置いとくだけでも癒されること間違いないです。

 

「コロナ以降、卸売をしておらず東京近郊からの通販が多いため、実物を手に取ってご覧頂けるのはとても久々なので嬉しく思います。」という酉民藝さんからのメッセージ。

遠い昔からいつも誰かが誰かの健康を願い、受け継がれてきた縁起物。

酉民藝さんのフィルターを通して、出来上がった民藝品を是非この機会にご覧になって下さい。

 

※掲載した画像は、過去のアイテムも含まれているため実際とは異なる場合がございます。

※会期に関係なく作品は無くなり次第終了となりますので、ご了承お願いいたします。

 

 

 

INFORMATION

Torimingei exhibition sales

DATE  2025. 10.3 (金) - 10.13 (月) / 12:00 ~ 19:00

LOCATION Nine Tailor shop

153-0042 東京都目黒区青葉台1-18-14 1F

 

 

 

 

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